チョコレートそれは禁断の果実の名前

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エスコヤマのモンスターカカオシリーズ「ダブルバニラ」

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第3回目は『ダブルバニラ』でございます。 

前回とは違って、いきなりネーミング明かしから始まった今日のレビューですが、実はこのチョコをレビューするにあたって、いろいろと勉強できたことがありまして。といっても、チョコレートやスイーツに興味のある方なら、ごくごく普通の知識なので、別段どうというほどのことではないのですが・・・

 

ともあれ

 

まずはバニラについてちょこっと語ってみたいと思います。

といいますのも、わたくし、このバニラなるフレーバーがことのほか好物でして、小さいころからバニラアイスを皮切りに、バニラプリンやバニラシェイク、バニラホットケーキ、長じてお酒を飲むようになってからは、ウィスキーや日本酒ににバニラアイスをぶっかけたバニラ酒でしこたま気分よく酔ったり、ヒップホップにハマりかけた学生時代には”ヴァニラアイス”を聞きながら縦ノリで登校したりと、いろいろな形とスタイルで「バニラ」と関わってきた経緯があって、それなりにバニラについては一家言あるように思ってきたのですが、しかしよくよく考えてみると、自分の中で知っているバニラの実像は実はまったく鮮明でなくて、むしろ、

 

バニラって、そもそもなんなの?

 

という素朴な疑問が浮かび上がってくるくらいに、自分がバニラに関して無知であることを、この記事を書く前に初めて気づいたのです。

そこでその謎を解くため、いろいろとネットサーフィンで調べて、わずかではありますが、基本的な知識を得ることができました。

  

『バニラの特性・べしべし五箇条』

一、ラン科バニラ属の蔓性植物であるべし

二、原産地はメキシコを中心とした中央アメリカであるべし

三、現在の主要生産国はインドネシア、マダガスカル、中国になるべし

四、食用や香料として使われ、種子を含んだ種子鞘を加工して作られるべし

五、主成分であるリナロールが「リラックス作用、感染予防作用、整腸作用」に、フェランドレンが「滋養強壮作用」に効くべし 

 バニラ | 成分情報 | わかさの秘密

   

如何でしょうか?改めてこうして調べてみると、「おお、バニラって意外にいいやつなんだな」と納得した気分になりませんか? 

たとえて言うなら、ただ単にいい香りのする美人(イケメン)だと思っていて、イケてるんだけど、どことなく軽くみていたフシがあって、そんなある日、共通の知り合いから、

 

「バニラさん(君)って、見た目はチャラいけど、実はハーバート大学の医学博士号をとった超エリートで、卒業後はシカゴ病院のERで5年間勤務して、恵まれない発展途上国の人たちを救いたいって、アフリカのザンビアに渡って4年間感染症の治療に従事したらしいわよ」

 

と耳打ちされて「すげえっ!」と狼狽しまくったぐらい意外度が大きいというか、つまりはそんな感じで、お役たち感が半端ないバニラの効能にびっくり!ということになるのではないかと想像します。

ではそれが今回のチョコといったいどういう関係があるのかというと、

 

それは食べてからのお楽しみ

 

ということで、以下よろしくお願いいたしますバニラ。

 

ではさっそく

 

ダブルバニラの登場です。

 

 

見た目は、ハーフ編み上げドレッドヘアー、ハーフストレート、という感じでしょうか。香りはまずまずの濃さがあるような気がします。 

ちなみに説明書きには、

  

マダラスカル産バニラの香りをガストロバック(低気圧調理器)を使って120%引き出し、生クリームにその美味しさを移すことに成功しました。バニラと同じ、マダガスカル産のカカオをベースにした層と、優しいアクセントとなるショコラベースの層、どちらもバニラの香りを含ませ、バニラを今までにない視点で再構築したショコラです。

 

 とあり、さらにその上のイラスト図では、

  

「外側のコーティング」

⇒ショコラノワール65%

「中身の上の層」

⇒マダガスカルバニラガナッシュ(マダガスカル産ショコラノワール64%)

「中身の下の層」

⇒マダガスカルバニラガナッシュ(ショコラオレ40%)

  

となっており、ふむふむなるほどな、と。ほほう、なるほどねと。ははあ、そういう構造になっているのか、素晴らしいねワトソン君、ところでだね、

 

ガナッシュとかノワールって一体なんのことや

 

と、いきなり大疑問符が頭の中に到来しました。 

前回までのチョコ解説でも、ノワールだのオレだのといろんな単語が見え隠れしていて「なんなんだよまったくもう」と斜に構えてた記憶があるのですが、さすがに今回のは今まで以上にどかーん!と一気に出てきてて、そろそろ本気でこれはなんとかせにゃならんなという気分になったもんですから、これもバニラ同様、かる~く調べてみることになったわけです。 

 

ショコノワール:ビターチョコレートのこと

ショコラオレ:ミルクチョコレートのこと

ガナッシュ:チョコレートに生クリームを合わせたクリーム

 チョコレートの用語集|サロン・デュ・ショコラ日本公式サイト 

 

なるほどなと。 

外側のチョココーティングはビターチョコレート65%で、中身の上はマダガスカル産のバニラにビターチョコレート64%を合わせたチョコクリーム、下側はマダガスカル産のバニラにミルクチョコレート40%を合わせたチョコクリームということなんだなと。 

(よく分からんじゃないか) 

チョコ愛好家は手元のコーヒーをズズとすすった。 

(まるで異国の言葉を聞いているようだ。いや、実際に言葉の8割は外来語じゃないか。ここは日本だぞ?日本のチョコならしっかり日本語を使って説明してほしいものだ) 

説明書をガン睨みしながら、愛好家はコップをガン!と机にたたきつけた。 

(まあいい) 

愛好家は落ち着くよう、自分に言い聞かせた。 

(今はレビューに専念すべきだ) 

ふうと息を吐き、愛好家は皿に乗ったダブルバニラを指でつまむと、ギュっと押し潰した。

 

 

(仕返しだ。日本のチョコから日本語を奪ったお礼としてな) 

クワッ!とテーブルの上のダブルバニラを睨みつけた。

すると心のどこかで「エクスキュゼモア」という声が聞こえたような気がした。

 

「もう遅い。すでにお前は半分死んでいる」

 

愛好家はチョコを指でつまみながら、なおも机に向かって一人こんこんと語り続けた。もし彼にもう一つ目があれば、きっと目の前の机に座る女子社員が恐怖でひきつった顔でこちらを見ていることに気づいただろう。今や彼の職場での立ち位置は存亡の危機に瀕しているのは確かだった。 

「では頂きます」 

愛好家はおもむろに指につまんだチョコを口に入れた。 

すると次の瞬間・・・

思いもよらない”濃い味”が愛好家の口の中を襲った。 

(それも並みの濃さではない!まるでキーマカレーとカレーヌードルを同時に食べているようなダブルインパクトな濃さというか、いやいや、沢庵と奈良漬を同時に噛み合わせてる瞬間の懐かしいけど、野趣あふれるインパクティなお味といいましょうか・・) 

そうこうしているうちに、次なる味のウェーブ(波)が愛好家の鼻腔の奥を支配し始めた。 

(むっ!) 

予想外の展開というべきか、次に感じた味の深さは、まさにチョコとはかけ離れた未知の領域に突入していたのである。

 

 

「エッ、エバラ焼き肉のタレ!」

 

愛好家の口の中を支配していた味覚、それはまさに”黄金のタレ”そのものだった。

カカオのレベルをはるかに凌駕した味の超越、ジャンルを越えた食材界の夢のコラボレート・・・ 

「俺の口粘膜はとっくの昔にオーバーヒートしてしまったよ」 

愛好家は食べかけのチョコの破片を皿にそっと置いた。予想を覆すカカオマスの質的転換に物理学の新たなる地平を見た歴史的瞬間。これまで培ってきたチョコレートへの常識をすべて打ち壊すようなワンダーランドな結末に、愛好家の味覚細胞はすでに別次元の世界へと旅立っていた。 

「まさか、そうくるとはな・・・俺がエバラ焼き肉のタレを好きだってことを見抜いたうえで、その味で勝負してくるとはね。これは参った」 

ぺぺん、と額をたたいた。 

「人の脳は自分の感知できない感覚にたいして、それまでに記憶した中から似たようなものをピックアップして、未知の感覚に当てはめるという。俗にいう幽霊が典型的な例で、あれも何か得体のしれない感覚や恐怖を実体化するために、脳が記憶の中から映像として取り出してきて、それを見せるという説がある。リングの貞子などは、まさにそういう「いかにも的」な怖さの象徴として実体化しやすいがゆえに、多くの人が似たようなものを見たというのだろう。さしずめ、このチョコは俺にとっての貞子かもしれんな」 

そこまで一気にいうと、愛好家はコーヒーカップを掲げた。 

「不思議な味に乾杯」 

そういうと、グイと残りのコーヒーを飲み干した。

熱いカカオの味が喉に染みた。(続く) 

 

まとめ

 

(続く)と言われても、この流れからどう続ければいいのか、我ながら毎回の締め方に疑問を感じつつある今日この頃ですが(笑)、今回のレビューはいかがだったでしょうか? 

今回のチョコは正直、レビューが難しかった。

いや決して美味しくないというわけではないのですけど、なんというか、形容しがたい味と言いましょうか。

それはまさに本文中に書いたような「不思議な味」という感じがぴったりで、私にとって未知の領域な味わいでした。

エバラ焼肉のタレの味はネタでもなんでもなくて、たぶん私の味覚神経がとらえたもっとも近い味の記憶だったのでしょう。 

きっとそれは「ショコラノワール」と「バニラ」の味が合わさって生まれた独特の濃い味だったのだと思います。

そして他の方が食べられたら、また別の感想があるかと思います。

どうかどなたかこの「ダブルバニラ」を実食されて、私の感じたエバラ焼き肉のタレ説が正しいかそうでないか検証されんことを・・・ 

 

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