チョコレートそれは禁断の果実の名前

チョコレートやスイーツのレビューブログです。

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エスコヤマのモンスターカカオシリーズ「ミエル・トリュフ・ブランシェ」

「モンスターカカオ」レビューシリーズの5回目です。 

全8回ありますので、今日でようやく後半に突入することになりました。 

基本的にはこのブログの更新は2日に一回と自分の中で決めていますので(それも時々変わりますが)、全部で8回もレビューがあるということは、日数でいうと、

 

8×2=16

 

となり、およそ2週間と2日ばかり、このモンスターカカオのレビューに費やすことになります。今日を含めてこれまでですでに10日で、さらにあと6日も続けることになりますから、一つのレーベル(メーカーというのか)のチョコレビューとしてはかなり長期戦の範疇に入るのではないでしょうか。 

一応それぞれのレビューでそれなりの特色を出しているつもりなのですが、前回は少々チョコレビューから離れるようなネタをぶっこんでしまいましたから(アレキサンダー大王とか出てきました)、「ちょっとこれはいかんなー」という反省の意味を込めて、今日からは普通のチョコレビューにいそしんでいこうと考えてます。

 

といいつつ

 

やっぱり癖といいますか、話し方とか仕事の進め方と同じように、文章にも人それぞれの癖がありましょうから、いくら私が自戒して、ちゃんとしたごくごくまっとうなチョコレビューを書こうとしても、魂のレベルで反逆児が暴れだして指が勝手にキーボードをガツガツ!と叩きだすやもしれません。

そうなったら、一応必死で「書かせろー!」と暴れる手を抑えにかかろうと試みますけども、それでも”勢い”というものがどうしても止められない場合は、ほんのちょっぴり、いつものハードボイルド実食レビュアーが顔を出すやもしれません。

そのときはぜひ「大人の余裕」でにっこり笑って眺めて頂ければなあと願います。

 

そろそろチョコレビューということで

 

今日の実食チョコはこちらでございます。

 

 

カカオ色のスクウェアなガナッシュチョコの中央に、白地のまん丸い”なにか”。この”なにか”が今回のチョコの謎の部分に当たるわけですが・・・・ 

まずは説明書に書かれているチョコ解説を読んでいきましょう。 

 

「ミエル・トリュフ・ブランシェ」

イタリア産白トリュフ漬けのハチミツと、エクアドル産のフローラルなカカオの芳醇な香りが、まるで3Dno映像を見るように、口の中で立体的に交差しながら美しく広がっていきます。 

 

なるほど、と。

チョコ中央の白地はトリュフの白だったのか、と一瞬納得しかけましたが、よく読んでみると(普通に読めば分かりますが)「白トリュフ漬のハチミツ」と書かれており、それは決して白いトリュフそのものがチョコに内包されているわけではないということが、そのへんを歩いている小学生でも容易に理解できます。 

(ということは・・・) 

そうなのです。これはトリュフではなく、むしろハチミツのほうなのです。 

「だから白い色をしたハチミツをチョコの表面に浮きだたせているだけなんでしょう?」 

と、ハチミツをなめるクマのプーさんのような顔をした”そのへんを歩いている小学生”のあなた。

 

それはなかなか鋭い指摘でございます

 

ここで述べたりレビューしたりする内容は、引用情報を除けば、あくまで私の個人的見解にしか過ぎませんし、決してメーカーさんやショコラティエの方の意図したところでないということは、すでに皆さんご理解いただいていると思います。

ただそういう私の個人的レビュー観点からいきいますと、このチョコ中央の白いまんまるは、やはり、

 

イタリア産白トリュフ漬のハチミツ

 

で、決まりなんだと思うわけです。 

「やっぱり僕のいうこと当たっとったやんかー!」 

と顔を真っ赤にしてふくれっ面をする小学生のあなた。

いいから黙って家に帰って台所のハチミツをちゅるちゅる舐めておきなさい。

 

大人の実食レビュアー的に考えますと

 

この白い色はハチミツそのものの色というよりも、白トリュフの白がハチミツに染みわたってできた「白いハチミツwithトリュフ」という感じなのでしょう。 

なので、決してはちみつの色ではないけども、トリュフそのものが使われているわけではないだろうから、結果的にハチミツに染み込んだ白さが浮き上がって出てきたと考えるのが、一応私の個人的見解となるわけです。 

繰り返しになりますが、このブログのレビュー内容は、引用記事は別にして、そのほとんどが私の内的見解をもとにして書かれたものです。

ですので、作り手の思いや意図を越えてレビューが独り歩きしてしまうことも時にはあるかもしれません。

この白ハチミツもそのひとつかもしれず、もしそうなら、作り手さんには大変申し訳ないのですが、これも一個人のレビューとして、お許し願えればと思うわけです。 

ということで、このチョコの白地のまんまるは、

 

白トリュフの守護神ホワイティがハチミツを守るべくトリュフの神より遣わされた

 

ことによってできた色彩の変化ということで、このブログでの公式見解とさせて頂きたいかと存じます。

 

そして

 

その土台となるチョコ部分が”エクアドル産のフローラルなカカオ”によって彩られているとなると、もはや食べる前から口の中が「お花畑」な”かほり”でいっぱいになりそうな乙女な予感。 

「うふふ」 

剃り残しのヒゲ跡が真っ青に光る口の前で両手を合わしながら、嬉しさを隠しきれない顔をした中年チョコ愛好家。その姿は後ろから見ても前から見てもどの角度から見ても、「不気味」の3文字しか人々の心に残さないというのは、彼にとって不本意なことではあった。 

(こんなにチョコを愛しているのに) 

口元をさらに尖らせてプンプン!と怒る仕草をするその表情は、いまこれを書いている作者の私でさえも「オエーッ」と嘔吐感を催すに十分に値する”きもさ”がそこにはあったのである。 

(さてと)

気を取り直して、愛好家は”男”に戻った。 

(説明書きには”コーティングがショコラノワール65%”、中身のチョコが”トリュフはちみつガナッシュ、エクアドル産フォラステロ種ショコラノワール70%”とあるな・・・) 

ほぼ外来語で構成されたためか、そのイングリッシュな説明のほとんどが頭に入ってないような虚ろな目をした愛好家だったが、わずかに残った意識の中で、 

(南米産のフローラルな香りのカカオというと、以前に俺が食べた東ヨーロッパのチョコもそういうのを使ってたな) 

と思い浮かべていた。 

(あれはたしか)

  

chocoreview.hatenablog.com

 

愛好家の脳裏に浮かんだチョコレート、それはカーラ社のフィノデアロマのカカオのことだった。 

(なんとも大人の味だった・・) 

ふーっと小鼻を広げて懐かしい香りを嗅いだ。 

(しかし今日のチョコは”はちみつ”が使われているというから、あのときのようなブラッキーな濃さはないだろう。むしろ子供が好みそうな”あまあま”な雰囲気がプンプンする) 

ただ先ほどの説明書きでは、コーティングや中身のガナッシュを構成しているチョコの種類に、「ショコラ ノワール(ビターチョコレート)」が使われていると書かれていたのを思い出し、その考えは少々間違っているかなとも思った。 

(となると、むしろ濃いかもしれん。しかし”はちみつ”が曲者だ。こいつをなんとかしなければ・・・) 

別にはちみつが嫌いなわけでもなんでもないのだが、いかんせん、チョコは濃くそして限りなく苦くを信条とする愛好家の男前な感覚として、たとえ自然の成分を使ったヘルシーな甘さだったとしても、到底容認できるものではなかったのである。 

(では頂こう。そしてもし「はちみつ」の味が勝ちすぎるようなら、瞬時に握りつぶしてくれるわ) 

男前な発言を心の中でつぶやきながら、愛好家は皿に乗せたチョコをそっと指でつかむと、それをパカリと横に割った。

 

 

(まずは見分) 

実食する前に相手の実力を測るのが、男前実食家としての作法である。食べる前に香りをかぐ、チョコの色を見る、チョコが発する無言の言葉を肌で感じる、これらのすべてがチョコとの前哨戦に必要な行為であり、それは実食家の家に伝わる秘儀として、先祖代々伝えられてきた流儀のようなものだった。 

(香りはビター、色は濃褐色、そしてその内なる言葉は・・・・ ”はよ食べろや!” か) 

イタリアとエクアドル産やのに、なんで関西弁やねんと実食家はぶつぶつ呟きながらも、その言葉通りに早速口の中に入れることにした。 

「いただきます」 

ぱくり、と投入すると、実食家はゆっくりと咀嚼した。 

(むっ) 

実食家の顔色が変わった。 

(これは・・・) 

わなわなと震えながら、実食家の口元がわずかに開いた。 

「えっ、えっ、えっ・・・」 

震える口元から絞り出すようにして、ついに魂の言葉が発信されたのである。

 

 

「エバラ焼き肉のタレ!」

 

 

渾身の力を振り絞った一言だった。 

前回を越えるこの味は・・この濃さは・・・まさか再びあの黄金の・・) 

ガクリとうなだれるようにして、実食家はテーブルに顔を突っ伏した。もはや起き上がる気力さえなかった。 

(やられたよ・・・完全に俺の読み違えだ) 

想像をはるかに越えた大人の濃さと風味の強さに、実食家のカカオ色に変色した毛細血管といえども、その黄金色のカカオショックに耐えることはできなかった。実食家は覚悟した。あと一時間は立つことはできないと。それは決してゴールデンカカオパワーに肉体が負けただけではない。 

(ハートが折れたのさ・・) 

チョコとの戦いは心の戦い。死の直前に祖父が若き日の実食家に伝えた最後の言葉だった。 

(今ようやくその言葉の意味を理解できたよ) 

初めて知った負けの味。それは蜂蜜交じりの濃いカカオソースの味だった。 

(サンクス、じいさん) 

目から流れ出る敗北の塩カカオ味を噛みしめながら、実食家は夢の世界に旅立つのであった。(終)

 

まとめ

 

やっぱり妄想小説のノリに戻ってしまいましたが(笑) 今回はけっこうチョコのレビューにちゃんと沿っていたと思います。味のほうも上に書いた通りで、「エバラ焼き肉のタレ」のような甘くて濃い味でしたね。 

chocoreview.hatenablog.com 

前々回のレビューよりもさらに濃い「焼き肉のタレ」味で、とにかくパンチがありました。ショコラノワール(ビターチョコレート)とフォラステロ種の風味、ハニー(はちみつ)の甘みを複合的に合わさって出来たこの濃さは、たぶん食べる人によっては、「ファンタスティック!」となるのかもしれません。

ただ私は「焼き肉のタレ」風味に感じてしまいまして(苦笑)すいません、コヤマシェフ。でも不味くはないですよ。コクと風味に独特のものがあって、これが合う人にはすごく重厚な味に感じると思います。食べる人を選ぶチョコという感じがしますね。エクアドル産、恐るべしです。

 

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