チョコレートそれは禁断の果実の名前

チョコレートやスイーツのレビューブログです。体にいい食べ物・飲み物、健康情報も紹介していきます

スポンサーリンク


エスコヤマのモンスターカカオシリーズ「ふきのとうチョコ」

スポンサーリンク


モンスターカカオ by コヤマ ”エクセレント” シェフによるワンダーでビタースウィーティーなチョコレビューシリーズも、今日の回を含めていよいよあと2回となりました。 

chocoreview.hatenablog.com 

今までいろんな角度や語り口、そしてそこはかとない妄想系空気感でモンカカの美味しさや素晴らしさを言葉を尽くして語ってきわけですが、今日のレビューは過去のそれらとは少し味わいの違ったものになるのではないかと超個人的に思っております。

 

というのも

 

素材が素材だからです。 

今までにないベジタブルなマテリアルを使って、ただのカカオマスから「健康を考えたカカオマス」へと華麗に変化を遂げたドクターモンカカというべき存在が、今日のチョコである、

 

ふきのとう

 

なのでございます。 

 もちろん写真byアマゾンのこれがチョコの形状ではございません。これはあくまでリアルな「ふきのとう」の植物形態でございます。

 

えー、じゃあ、ふきのとうってなんなの~?

 

と疑問に思われる平成生まれのコンビニ世代なあなたのために、親切な私がわざわざウィキペディアから知識を引っ張ってきましたので、どうぞ心してご閲覧あれ。

  

蕾の状態で採取され、天ぷらや煮物・味噌汁・ふきのとう味噌に調理して食べられる。一般的には花が咲いた状態のふきのとうを食べる事は避けられるが、細かく刻んで油味噌に絡める「ふきのとう味噌」などには利用可能。伸びたフキノトウも葉や花を取り除き、茎の部分を軽く灰汁抜きしたものを肉や刻んだ油揚げ、糸コンニャクなどと一緒に煮付けても美味しい。フキの葉柄よりも柔らかく筋もあまり気にならないので、茹でた後でも硬ければ茎の皮を剥ぐ程度で良い。 

 

重曹や木の灰などを入れた熱湯で灰汁(アク)を抜いて煮物や炒め物などにするか、生のまま塩や塩糠に漬け込んで保存し、調理前に煮てから流水で塩抜きしてから同様に煮物や炒め物にする。これだと春から夏に採取したものを冬の間にも利用できる。また、醤油と砂糖で濃い味の佃煮にしたものは「きゃらぶき(伽羅蕗)」といい、これも保存食・常備菜となる。繊維質やミネラルが豊富で、昔は冬の野菜不足を補う一般的な山菜であった。現在はスーパーなどでも水煮のパックが年中販売されている。秋田フキなどの大型のフキは茎の中の空洞も大きいので、身欠きニシンや細切りにした薩摩揚げなどお好みで詰めものをして煮付けても良い。(引用元:フキ - Wikipedia) 

 

山菜として有名なふきのとうは、他の山で採れる野菜と同様に、豊富な栄養分をその身に含んでいるようです。

確かに山菜料理として、その美味しさと料理のバリエーションの広さは認めるにやぶさかではないですが、しかしこれがどうやってカカオマスとコラボして味の軌跡を生むというのでしょうか?

 

その謎を解くために!

 

まずはお姿拝見といきましょう。 

いでよhukinotou!!

 

 

いかにも”普通のチョコ”の成りをしておられます。 

そのへんのどこにもあるような平凡なチョコの容姿で、食べる前から味が予想できそうなごくごく一般的なスクウェアショコラ。この中身にまさか野菜が含まれてようとは、これまで数々のチョコ的修羅場を経てきた私と言えども、さすがに前知識なしには想像できなかったかもしれません。 

ではそのお中身は?

 

 

こんな感じで。 

「いかにも」なショコラま断面図で、そこには刻まれた野菜の断片やら粒粒のふきのとうピールが装着されてる風でもなく、ごくごくありきたりなカカオクリームが詰まっているようにしか私には見えません。 

「俺の目が節穴だからか!?」 

実食家は気色ばんだ。 

「そんなことはあるまい。なぜなら、説明書には「ふきのとう」と書いてあるからだ」

 まさに「そこに山があるから俺は山に登るのだ!」的な男らしく潔い発言だったが、これがもし説明書に「このチョコを食べると10秒以内にあなたはチョコ人間になります」と書かれていたとしたら、十中八九、その言葉を信じて「えー!どないしよー!」とあたりを駆け回るぐらい、世のあらゆる説明書に絶大な信頼を抱く実食家らしい、稚気に満ちた発言だった。 

「この説明書に書かれている通り、チョコのどこかに「ふきのとう」が潜んでいるにちがいない。そしてそれはきっと我々をあっと言わせる奇想天外な方法とタイミングでその姿を現すに違いないのだ・・・」 

半身に身構えながら、実食家は用心深く割れたチョコを指でつついた。 

(しかしよくわからんな・・・) 

指でつつき続けることおよそ30分、すでに指の先はカカオマスの茶色でべとべとだった。 

(いったいどこに身を隠しているというのだ?) 

いまだ姿を現さないふきのとうに業を煮やしたのか、実食家はついにある決断をした。

 

「よし。もう一度”説明書”を読もう

 

それはありきたりでありつつ、それでいて最強に画期的な手段だった。というのも、「ふきのとう」を紹介した説明書の上半分には、それぞれのチョコの構成図が描かれていたからである。 

(そんなことは今までのレビューでも既出だがな・・しかし単に忘れていただけというのも、いまさら実食家としては格好悪くてとてもいえん) 

ぶつぶつ独り言をいいながら、実食家は「ふきのとう」チョコの詳細説明を声に出して朗読し始めた。

 

「摘みたてのふきのとうの新鮮な香りを、そのままガナッシュに閉じ込めました。バニラの香りを宿したミルキーでまろやかなカカオ分40%のショコラオレと、ふきのとうの野性味あふれる苦みのコントラストが印象的です♪

 

最後の「です」のところは、あえて小保方さん風に言ってみた。 

(とくに意味はないがな・・・) 

意味のないところに意味がある、そういうハイデッカー哲学的な無駄な発想は実食家の最も得意とするところだった。 

(さてと・・) 

さらに上に位置する説明書きには、チョコのトップに「自家製ふきのとうパウダー」、コーティングに「ショコラオレ37%」、中身のクリームには「ふきのとうガナッシュ:ショコラオレ40%」と記されたチョコイラストが配備されていて、一見してこのチョコが、「ふきのとうの申し子」であることが見て取れていた。 

「なるほどな」 

大人の余裕をもった微笑みで実食家はふふと笑った。 

「知っていたよ。そんなことぐらいは。こいつをを初めてみたときから、俺には分かっていたよ。なぜなら」 

ガッ!とふきのとうチョコの断片をつかんだ。

 

ふきのとうの精霊が俺の心に語りかけていたからだ!”最後まで私の隠れ場所は黙っていてください”ってな!!」

 

はあはあと息を荒げながら、完全に負け惜しみのたわ言を部屋中に響き渡るように大声で絶叫して、実食家はそのまま指につかんだふきのとうチョコを口の中に投入した。 

「!!!」 

実食家の口の動きが止まった。 

(こっ、これはっ) 

愕然と立ち尽くす実食家。その口の中には想像をはるかに越えた”何か”が、彼の食感神経をびんびんに刺激していたのである。

 

「めっちゃキャラメリティ

 

完全に造語の世界だった。 

(つまりキャラメル風ということだバカものめ!!) 

ナレーターたる作者にすら食って掛かる反骨精神がいかにも実食家らしいといえばらしいが、このブログでは作者である私が神の立場にあるので、当然ながらこのブログ記事が終了した後にそれなりの制裁を加える予定である。 

(今のはウソです。ごめんちゃい) 

ペロリと舌を出して謝る姿がぜんぜん可愛くないので、やっぱり制裁は確定である。 

(とにかく、だ) 

実食家は神の声にビビりつつも、今しがた食べたチョコの味をしみじみ思い出していた。 

(キャラメルの甘さが濃く出ていて、むしろそちらに気を取られてしまう・・・ふきのとうの風味はあまり感じなかったな・・) 

想像を超えた”何か”は、これまた完全に誇張表現だったことを実食家は素直に認めた。 

(訴えるなら訴えるがいいさ。JAROにでも放送審理委員会にでも何でもな・・) 

どちらにしても制裁を加えられることが決定した実食家には、自らを作り出した神以上に恐れるものは何もなかった。 

(ようするに) 

残りのチョコを再び口にした。 

(意外にあっさりした味だということだ。そしてたぶんこれが ”ふきのとう” という野菜の ”優しさ” なんだろう) 

主役のカカオマスを食ってはいけないという大人の優しさ。これこそがきっとシェフの目指した「調和」ということなのだろう。和の野菜であるふきのとうには、そのシェフの思いを実現するだけの優しさを十分に持ち合わせていたに違いなかった。 

(泣かせるじゃないか・・) 

実食家は涙を流しながらチョコを味わっていた。ハートに触れるものすべてを心の涙で洗しながら「チョコ」という一つの舞台演劇の感動のフィナーレを今回も迎えることができたような気がしていた。 

「サンクス、ふきのとう。お前のその優しさは忘れないよ」 

甘いショコラオレの余韻とともに最後の優しさが口の中で消えていった・・・(終)

 

まとめ

 

 「ふきのとう」=「優しさ」という公式は意外に正解だったかなあと、書き終わった今改めてしみじみと感じています。なぜなら、本当に自分がそう感じたから。

正直、最初は食べてもほとんどその風味を感じることができなかった。

でもチョコが溶けていったその瞬間にすっと柔らかい香りがわずかですが、口の中で広がったような気がします。 

野菜とカカオマスの取り合わせチョコは今回が初めてで、予想していたよりもあっさり味で驚きでした。

でもこれがノワール系のビターチョコとの組み合わせだったとしたら、きっと「ふきのとう」の風味がエグく感じられたかもしれませんね。

さすがはコヤマシェフ!素晴らしい匠の技!とスタンディングオーベーションしたいところですが、この程度のコンビネーションプレイはむしろプロのショコラティエなら基本中の基本でしょうから、あまり大仰に賞賛を贈るのはむしろ失礼かもしれません^^; 

なので小さく「パチパチ」と拍手するくらいで今日のレビューの締めとさせていただきとう存じます。

  

おススメ記事 

アルフォート『塩バニラ味』で母なる海の味を知る!!

カバヤ「薫るブロンドショコラ」で上質なる黄金の味を堪能する!

アルフォート「バニラホワイト」のクリーミーな深さに・・・