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チョコレートとゆかいな仲間たち

チョコレート&スイーツときどきグルメのレビューブログです。コーヒーや紅茶などのお茶系も紹介します。

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貴腐ワインをチョコレートボンボンで野蛮に味わう

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ワイン通には常識かと思われるかもしれませんが、そちらの知識がとんとない自分には初耳の「貴腐ワイン」。

今日はそんな未知のワインが使われた極上のチョコレートボンボンをどどん!と紹介したいと思います。

 

どどん

 

といっても、3つだけですが。

まああれです、景気づけというやつです、はい。

 

 

実は今日のチョコレートは3月に人からもらったもので、写真撮影や実食はその当時に終わらせていたのでまったく問題ないのですが、記事を書くために残してあったパッケージの裏側を見てみると、

 

おおっと!

 

なんと賞味期限が過ぎてるではありませんか!

 

 

オーマイガーッ!! 

もう一週間以上たってるアルヨ!! 

ここで頭に浮かんだのが、 

(ひょっとして俺は皆から賞味期限を過ぎたものを平気で食べるデリカシーのない奴だと思われているのではないか) 

とか 

(賞味期限が過ぎたものでも平気で人に出すスーパーデリカシーの欠損した非常識なやつだと勘ぐられているのではないか) 

とか

 

(賞味期限が過ぎたくらいが熟成されてちょうど美味しくなるんだよバカ野郎!と開き直って腐ったものをガツガツ食べる痛いヤツだと眉をひそめられるのではないか)

 

などという疑心暗鬼やら暗夜行夜やらで心を痛め指を震わせながら「ちがう!ちがうんだジョニー!俺は!俺はっ!!」といまここでキーボードをパコパコ打ち込んで必死で弁解しておるわけです。

 

弁解はここまでにして

 

まずは貴腐ワインとは何ぞや!ということを軽く説明していくところから始めましょう。 

 

貴腐(きふ)とは、白ワイン用品種のブドウにおいて、果皮がボトリティス・シネレアという菌(カビ)に感染することによって糖度が高まり、芳香を帯びる現象である。 貴腐化したブドウを「貴腐ブドウ(きふぶどう)」と呼び、それを用いて造られた極甘口のワインが「貴腐ワイン」と称される。    

これらはフォアグラと伴に、あるいはデザートワインや食前酒として飲まれる。ハンガリーのエッセンシアが、全ての原料を貴腐ブドウによるものとして唯一のものである。 

「貴腐」とは、貴腐ブドウの腐敗したかに見える外見からは想像しがたい芳香と風味のワインが得られることからそのように呼ばれるものである。

ハンガリー語でネメシ ロトゥハダーシュ(nemesrothadás)、フランス語でプリテュール ノブル (pourriture noble)、ドイツ語ではエーデルフォイレ (Edelfäule) と言い、いずれも「高貴なる腐敗」を意味し、日本語の「貴腐」はその直訳である。(「貴腐ワイン」より) 

 

ワインの原料となるブドウの皮にカビを付着させて腐らせることで、糖度と芳香を生み出すことを「貴腐」というのですね。

いや実に人工的で作為的で自然の摂理に反する行動で小気味よろしい。

こういう「フォアグラ」とか「神戸ビーフ」を作るときのような感じの凝った食物は、野趣あふれる食物を好む原始人の私のような人間からすると、

 

しゃらくせぇ

 

という一言に尽きます。

 

塩振って食えよ

生のまま食えよ

いやむしろ房ごと全部丸のみしろよ

 

とか思わず口にしそうになるのですが、でも 

「腐敗したかに見える外見からは想像しがたい芳香と風味のワイン」 

の 

想像しがたい 

という表現が妙に気になって夜も眠れないほどになったので、今回試してみることにしました。

だって想像しがたいなんて、めったに口にすることがない過激な言葉なんですもの。

過激な言動には野蛮人は妙に惹かれてしまうのです。

 

野蛮に実食タイム

 

今日のチョコは貴腐ワインを使ったチョコレート以外に2種類のチョコがあります。

それぞれ「RED」「ROSE」とあって少しづつ味わいが異なるようです。

ワインには本当に知識がないので、最初は「ROSE」のことを「バラのワインか」と勘違いしたりで、まったく野蛮人には困ったものです。

 

ロゼかよ!

 

と、後で気づいたときには思わず一人で突っ込んでしまいましたが、まあ原始人もロゼくらいはさすがに名前だけは聞いたことはあるのであんまりバカにするなよと。

とはいえ、どちらも今まで意識して味わったことがないので(たまさか飲んだワインがどちらかだったというのはあるのかもしれない)、今回はこれ幸いとばかりにチョコとワインの新体験を味わってみたわけですがな。

 

 

まずは貴腐ワインチョコから。

背景にはボックス入りのチョコレートが並んでますが、真ん中に「貴腐」が一本、両端にそれぞれ「レッド」と「ロゼ」が2本ずつという組み合わせです。

 

・・・真ん中?

 

貴腐よいきなり選民扱いではないか

 

5本中一本、それもど真ん中という配置にチョコレートボンボン界に占める貴腐の立場と地位がほのかに透けて見えますな。いやらしい。いや実にいやらしい。こうして真ん中で他のワインを従えてまるで女王様のようにふるまう高慢ちきな態度は、

 

ポキン

 

とへし折ってやらねばなりません。 

ということで、

 

   

ポッキンと

 

 

へし折ってやりました。

さすがにワイン色の涙をためて今にも泣きそうな姿で立ち尽くしておりましたとも。

そこをガッ!とですな!

食べてやったわけですよ。

ガッ!と。

 

 

うっ 

思わずむせてしまいました。 

これが貴腐ワインの味なのか、と。 

食べた瞬間に喉元にガツン!とくる酸味の強さと、意外に濃いアルコオルの香りが得も言えぬほどパンチ力があるぜと。 

周りを包むチョコレートのカカオの味も予想以上に香ばしくて、あたかもそこだけが「貴腐カカオマス(*)」で作られたチョコレーㇳのように奥ゆかしくて芳醇で従順な味わいだなと。 

*獲れたてのカカオマスにチョコレート菌をなりつけて脇の下で3時間ほどくゆらせて天日干しで3日間さらしておくと完成する新種のチョコ原料。別名「貴腐人のカカオマス」と呼ばれる。現在全世界38か国のチョコレート専門店で絶賛取り扱い中!(冗談です。いや実際には美味しくてパンチ力がありましたよ、貴腐チョコレート)

 

では次はREDワインチョコです。

 

 

レッドの名前の通り、赤い包装紙に包まれた情熱のチョコボンボン。

見るからに熱い女(男)を感じさせる深紅のマントは見るものの本能に、

 

バウッ

 

と食欲の炎をわきたたせるのであった。

 

 

食べた瞬間に口から炎がボワッと吐き出るくらいに熱く・・・ということはなく、むしろビターな香りで、濃いカカオマスの匂いが先に口と鼻をつきました。続けてワインのほのかな甘みがチョコのビターな味と合わさって、マイルドな風味に白目をむいてしまいましたね。

 

ムギャーッ!

 

としばらく気を失っておりましたよ。

あまりの美味しさと感動で。 

(レッドでこれなら、ロゼはさらに殺人的だな) 

目を覚まして口からはみ出たチョコを手の平でふき取りながら、実食家はしばし呆然と目の前のロゼチョコを眺めた。

 

 

(これを食べるとき、それはすなわち己の限界を超えるとき) 

スーパーサイヤ人に変身する前の悟空のよう静かだが、しかし確実でピュアな覚悟を胸に秘めて、スーパー実食家は次なる実食に備えて大きく深呼吸した。 

「フーー、バクッ」 

フェイントのようにいきなりチョコを襲う実食家。

敵をだますにはまずは自分からという「孫子」とか「きん枝」とかいう古来の戦略家の教えに忠実に、いやむしろそれ以上のスピードでチョコの半身を屠ったのである。

 

 

また使い回しの写真かよ!という苦情には一切お答えできません。

それはあなたのデジャブというやつです、きっと。 

(むっ・・・) 

実食家はモゴモゴと口の中でチョコを噛みながら、REDに比べて酸味の強いワインの風味に目を丸くしつつ、それでいてチョコの口当たりは同じだなと気づいて、「マイルド」という4文字の結論にたどり着いた。 

(まずまずだ。貴腐に比べてパンチ力は薄いが、REDよりは食べやすい。ちょうど両者の真ん中の味わいというところだな。ロゼのほんわか感がうまい具合にカカオマスと調和したということか・・・やるじゃないか) 

まるでデューク東郷のように壁に背をもたれかけながら、ポケットから取り出した貴腐チョコレートシガレッツを口にくわえて「ふう」とチョコの煙を吐きながら、チョコ界の遠い未来に思いを馳せるのであった・・(完) 

楽天市場

 

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