チョコレートそれは禁断の果実の名前

チョコレートやスイーツのレビューブログです。

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不二家LOOK「ハバネロチョコ」で口の中をヒリリ、とさせる!

不二家LOOKの新作チョコ「ハバネロチョコレート」です。

ハバネロといえば、かつて一世を風靡した「暴君ハバネロ」が有名ですね。 

暴君ハバネロは、東ハトが誇る激辛スナック菓子ですが、その主役を飾るハバネロは中央アメリカ~南アメリカにかけての地域を縄張りとする、トウガラシ界の元スーパーヒーロー。(というか、トウガラシです)

 

 

ハバネロは暴君の名にふさわしく、辛さを測るスコヴィル値(スパイス戦闘力のようなもの)で57万7000スコヴィル値を叩きだしたという化け物なみの辛さが身上で、かつてはスパイシー界の食物連鎖の頂点に達すると言われていましたが、後に日本のSB食品が開発した「SBカプマックス」が2006年に65万6000スコヴィル値を叩きだしたのを皮切りに、2007年にはインド・バングラディッシュの「ブート・ジョロキア」104万1247スコヴィル値を記録し、ここにきてついにハバネロは世界最強スパイスキングの座を明け渡すことになったのです。

非公式では「カロライナの死神」の異名を持つ「キャロライナ・リーパー」が2012年に153万9300スコヴィル値という驚異的な値を叩きだし、事実上の世界一、いや宇宙一のスパイス戦闘力を誇るかに見えましたが、ギネスに記録されていないところを考えると、その測定方法に問題があったのかもしれません。(「ハバネロ」「ブート・ジョロキア」を参照)

こうしてかつて盛名を誇ったハバネロも、今や2線級スパイス老戦士として極東の地でひっそり息を潜めている日々を過ごしていましたが、ここにきて不二家がその類まれなるスパイス戦闘力に注目し、スイーツ界へのリクルートを猛烈に勧めてきたわけです。

スパイス界では3位以下の控え選手として脾肉の嘆をかこっていたハバネロでしたが、チョコスイーツ界という全く毛色の異なる世界でなら、自分の辛さもまだまだイケるんじゃない?そうじゃない?と考えて、ついに不二家と契約を結んで見事移籍と相成ったわけでございます。

それがこれ!

 

 

長くなりましたが、ようやくここでハバネロチョコの辛さを味わう時間がやってきました。

かつて世界ナンバーワンのスパイス戦闘力を誇ったハバネロが、どうやって根本的に仕事の違うチョコレートとコラボし、その絶大なる辛さを上手く溶け込ませることができるのか?

それもただ辛いだけではいけない。

かつて在籍した激辛界は、とにかく強い辛さを誇示していればそれでOK!的なマッスルスパイス価値観で支配されていましたが、チョコ界はそうはいきません。

単なる味だけではない、エンターテイメント性を要求されるシビアな世界。

いかに観客を喜ばせることができるか?

甘さの中に自身の辛さをどこまで主張することができるのか?

こうしてハバネロのいまだかつてない挑戦が始まろうとしているのです。

 

ハバネロのあくなきチャレンジを

 

ではまずハバネロがチョコの中でどのような役割を与えられているのか、パッケージの裏で見てみましょう。

 

 

「とうがらし粉末(ハバネロ100%)」と書かれていますね。

不二家さんのハバネロへの絶大なる信用が現れているお品書きです。

これを観ろよ、と。

ハバネロが100%だぜ、と。

お前ら、これ食べて口の中燃やしちゃえよ、と。

そうは全く言っていないと思いますが(笑)、そう容易に想像できるハバネロの前面押し出し100%フルスロットルな原料表記ですね。

さらに不二家さんは、ハバネロをチョコと上手にコラボできるようフルにサポートしています。

 

  

ミルクチョコとハバネロが一緒になって今までにない味を醸し出しているよ~

これは食べないと本当に後悔しちゃうよ~ 

 

的なホーム・スウィーティーな雰囲気が、ほのぼのとした2Dイラストからビンビン感じることができますね。

そしてさらに、

 

 

元スパイス世界チャンピオン・ハバネロ帝王の威力を前面に押し出したパッケ裏側のメラメラ炎。

これで燃えないやつはスコヴィル値の炎の渦の中で焼かれて溶けてしまえ!とばかりの熱さと気概に満ちた満ちた力作イラストです。

 

 

 

内パッケージからハバネロチョコお目見えの流れ。

不二家のLOOKシリーズにふさわしい、質実剛健なタブレットの並びです。

チョコデザインが2種類に分けられているのは、何かの暗示でしょうか?

 

 

中身の味が違うのか、それとも単なるデザインの違いなのか・・・

こればかりは割って中を見てみないと分かりません。

まずは縦線タイプを・・

 

 

パカッとな!

 

 

中にハバネロのクリームが見えますね。

本来は赤色がハバネロカラーなのですが、そこはこれ、これはそれ、ということで、郷に入っては郷に従えの精神でスイーツ界の新人らしく、チョコ色に染まって戦いの機をじっと伺っています。

ではもう一方のデザインの中身をば。

 

 

バカッとな!

 

 

う~む、これも基本は先ほどの縦線タイプと同じですね。

外側にミルクチョコ、内側にハバネロクリーム。

やはりデザインだけの問題のようです。

ではいよいよ次のターンで実食タイムといきましょう。

 

実食レビュー(文章のみ)

 

残念ながら写真はありません。

先ほどの実食検分にすべての写真ストックを使い果たしてしまいました。

しかし真の勝負はこれからです。

ハバネロがこれからもチョコ界で活躍できるのかどうか・・・

不遇をかこっていたハバネロを拾い上げてくれた不二家さんに恩義を返す働きができるのかどうか・・・それはこれから私が書く硬派で質実剛健なレビューによってすべてが左右されるといっても過言ではありません。

いやそうではないという意見があっても私は聞き入れません。

たとえ不二家さんが公式に否定しても、私は最後まで自分の想いをキーボードに託してパコパコ打ち込んでいくつもりですから。

どうか皆さん、私を止めないでください。

ではまず最初に!

一口目を投入。

するとですな・・・

普通の甘いミルクチョコの味わいがお口の中にやってきました。

なんの変哲もないあま~いスゥィーティーなおチョコの味わい。

(このままいくとハバネロの活躍の場がないんじゃないか?)

というくらい、口の中に広がる甘々な世界は完全にドリーミーでハーモニー。

これはやばい。

ハバネロの初戦敗退決定か。

「ハバネロくん、悪いが、今回で契約は打ち切りということで」

役員ルームに招かれて契約書を渡される悲しきハバネロ元世界チャンピオンの姿が目に浮かんで涙がにじんできて仕方がありません。 

しかしここで!! 

ついにきました。

ピリリという、例の待望の味わいが!

後味で突然やってくる地味な辛さが!

静かに確実に舌の奥を麻痺状態に陥らせる強力なスパイスパワーが!

これだ。

これこそが私やハバネロファンが待ち望んできたあの「辛さ」なんだ。

こんにちは、ハバネロ。

また会ったね。

にっこり微笑みながら、この刺激をさらに味わんと二個三個と立て続けに口に中に放り込でいく愉快な俺。

すると、 

ムググッ 

と予想外の辛さが喉の奥に突き刺さるように燃え上がるように刺激するではないですかいな!!

額に流れ始める脂汗!

目に溢れる感激の涙!

いや、それはスパイスが成せる技なのか?! 

ええいっ、ままよ! 

とばかりに残りのチョコを一気に口の中に放り込む蛮勇の塊な俺!

するとたちまち目の前が涙で溢れ返り、口の中が灼熱の炎に焼かれるがごとくヒリヒリと刺激されて一気にヒート!

これはヤバい!

このままいくと口の中を消火するために消防車を呼ばなければなくなる!

そう思った私は近くにあったコップ一杯の水をゴキュゴキュと音をたてて飲んだのでした。

するとスーッと辛さのマックスは収まりました。

まだまだヒリヒリ感は残っているのですが、先ほどまでの紅蓮の炎を含んだような感覚は口の中には残っていません。

確かに辛さは収まった。

しかし何かが違う。

(たしかにハバネロの辛さは味わった・・・しかしこの甘さはなんだ)

辛さが去った後に残る口の中の甘さ。

ハバネロの残りヒリリ感と相まって、何か妙な違和感を感じるのです。

この辛さはいい。

ハバネロの辛さは本物だ。

しかしこのたとえようのない”もっちゃりな甘さ”といったら・・・

ヒリリ感を打ち消すようなダウナー系ミルキースウィートの残骸・・・

まさかハバネロの独走を抑えるためのストッパーなのか?

いろいろ考えました。

その結果、一つの結論に至ったのです。

少しくどいっす

もう少しミルク感を抑え気味にしたら、もっとハバネロのハードでタフな部分が伸び伸びと生きるんじゃないかと思うんですよ。

後半でやってくる辛さが、口の中に残るミルクチョコの甘さと正面衝突して、その良さが抑えられている感じがあるんですね。

むしろカカオを濃い目にしてブラックチョコをメインに置き、そのうえでハバネロを少量入れれば、より大人の辛さが生きるスパイシーチョコになるのではないかと思うのですよ。

辛すぎるので甘さが強調されるというのもあるでしょうが、個人的にはこの甘さの質がミルキッシュに過ぎたというのが、このハバネロチョコの印象です。

決して不味くはありません。

ただ少しくどい甘さが残る味わいに「むむっ」と眉をひそめてしまったのです。

不二家さん、もし次回作でハバネロシリーズを作ることがあれば、カカオの量を増やして甘さを極限までに抑えた超ハードボイルドな「ブラックカカオハバネロ~大人のダークで真っ黒な味」を作って頂ければ幸いかと思います。

そのときのサブ宣伝文句は「辛いヤツとは俺のこと!スコヴィル最強は俺の誇り!」的な感じにしてもらえれば、「おおおお!」と手に取りながら「10個まとめて包んでくれメーン!」みたいな感じで大人買いしてしまいそうな予感がしますので。ぜひご検討あれメーン。

そしてハバネロには再びキャロライナ・リーパーに戦いを挑んで、スコヴィル値世界最強の名を取戻してほしいと思いますね。

ハバネロ最強伝説の復活を心から望むものとして、ぜひとも新種改良を関係者一同によろしくお願いしたいと思います。

 

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