先日ローソンに買い物に行ったときに見つけたチョコレートです。
和漢のチョコと銘打ってあったので、健康マニアの自分的には「これは見逃せないぞ」となり、早速購入して自宅で食べることにしたのです。
なにせ和漢ですからね。
日本と漢方のヘルシーな組み合わせ。
漢方そのものは、時々薬局で漢方成分が混じったものを買ってくるぐらいで、あまり馴染みがありません(龍角散とか)
そういう意味でも興味津々な今回のチョコ実食。
いかなるものに変化するのでしょうか?
ではいざ赴かん!和漢の遙かなる彼方へ!
和漢ミルクチョコ実食開始
店舗ではあまり気にしなかったのですが、家で見るとメーカーさんはロッテのようです。
ロッテは乳酸菌チョコなど、意外に健康系チョコを扱っている隠れヘルシーブランドですね。
9種類の和漢植物とチョコレートがコラボした模様。
中でも「ヒハツエキスパウダー」に目が留まりました。
ヒハツといえば、最近のNHKスペシャルで血管の健康を高める食材として紹介されていた記憶があります。
そうか、このチョコを食べると血管が強くなって体中にパワーが満ち溢れるのか、と勝手に解釈しながら、次なるパッケ―ジオープンの手を早めます。
メインデザインカラーの黄色が眩しいです。
チョコたち。
では中身を開陳といきましょうか。
表
裏
断面
ごくごく普通のキューブチョコですかね。
少し固めな感じがします。
漂う香りはちょっと薬味がかったミルクチョコという感じ。
実際に噛んでみると、甘酸っぱい風味が広がります。
まるでシナモンのような独特の風味ですね。
これが植物エキス、ヒハツの風味というやつでしょうか?
実はこれとは別にヒハツの健康飲料を飲んだことがありまして、そこで味わった風味はまさにこれと同じでした。
甘さですが、控えめだけど、
これも普通のミルクチョコかな…と思いながら口の中で噛みしごいているとき、ここでついにヒハツの威
BlenderNation
ヒハッ!
スパイスの一族として大航海時代に胡椒や唐辛子と覇を競っ
辛い。
辛いけど、悪い辛味ではない。
むしろなんというか、薬味の辛さというべきか・・・・
この辛さがココアバターの刺激と合わさって、さらなる心地よい辛みを味わせてくれます。
こんな味わいはチョコ実食史上初めてです。
他にも植物エキスが入ってるからなのでしょうか、
基本はミルクチョコの甘みがベースにあり、その上にスパイシーかつオリエンタルな香りで食べるものの哀愁を誘う・・・
まさに漢方。
まさに和漢。
ここまでくると、かなり勢いだけのレビューという感じがしますが(笑)、とにかく面白い味わいであることは間違いありません。
チョコ好きなら、一度試してみる価値はあるでしょう。
まとめ
全体的には漢方のきいた健康チョコ。
明治の健康チョコに比べると、植物系の素材が強く働いている感があり、正直いってチョコレート菓子としての美味しさは微妙かもしれません。
ただミルキーなマイルドさもあるので、
あとはヒハツの味わいが合うかどうか、
ちなみにヒハツについて軽く説明しておきますと、
・アーユルヴェーダ(インド伝統医学)において、ヒハツは最もよく使われる薬草の一つ
・アーユルヴェーダの書物ではヒハツは最も強力な薬草の一つに数えられ、長寿を促すものとされている
・ヨーロッパでは紀元前6-5世紀ごろ、ヒポクラテスによってギリシアにもたらされた
・12世紀以降は、大航海時代の到来により黒コショウと競合するようになり、新世界の発見(アメリカ大陸)によって唐辛子がもたらされるようになったことから、次第にヒハツの需要はすたれていった
・「ピペリン」という成分が含まれており、血圧に作用する働きがあるともいわれている
・インドや東南アジア、北アフリカの一部では現在でも料理に使われている
となっています。
さらに他の植物エキスの内訳を書いておくと、
ナツメ、ダイダイ、ベニバナ、ショウガ、ハッカ、カンゾウ、アサ種子、クチナシ、ケイケットウ
の9種あるようです。
それぞれの働きについて説明するのはさすがにしんどいので(笑)、興味のある方はググってみてくださいね。
しかし原料名表にはヒハツエキスだけが独立して記載しているので、他の植物成分よりは配合量を多めにしているのかもしれません。
ということで個人的に決定したのが「血管の健康によく働くチョコレート」。
ポリフェノールとミルク、ヒハツその他の植物エキスのパワーで、体の中から生まれ変わるなら今だ!(たぶん)
ぜひ一度お試しあれかし!